就活の時期が近づいてきている、もうやってきているけど、実はぼっちの生活をしているという人。
果たしてぼっち状態で就活は大丈夫なのでしょうか?
または、普段は友達とのつきあいはあっても、就活に関してはぼっちになりそうという人もいるかもいれません。
なんとなく仲間がいると強そうというイメージがあるかもしれませんが、ぼっちの場合はどうなのかについて考えてみたいと思います。
ぼっち就活になる可能性はある?
ぼっち就活(一人ぼっちで就職活動)になるパターンというのは実際にどういうときがあるのでしょうか?
・多少クラスで話すような人がいても深い話をするような人はいなかった。
・サークル活動をしていなかった。
・ゼミに入っていなかった。
・仲良い人が就活をしない人だった。
このような感じでしょうか。
実際に就活自体は一人でやるもので最終的にその会社に内定を取るというのもその人一人のことで、複数で協力して何とかするというようなものではありません。
場合によっては同じ会社でライバル同士になってしまうこともあるかもしれません。
それでもぼっち就活というのは、やはり心細さというのは出てしまいますし、本当にそれでいいのかという心配は出てくるのかなと思います。
また就活が一人なのはいいとしても、自己PR等が上手くない等の問題は起こりやすいかもしれません。
ぼっち就活のメリットはあるの?
ぼっち就活をするメリットというのはあるのでしょうか。
これは一人で動くということで、余計な比較をしなくて済むというのはあるかもしれません。
他の人が選考が先に進んだり、内定を取ったりしてしまうと、とても焦ったりするものです。他人と比べて自分の悪い点を直せるのであればいいのですが、そうではなく余計なプレッシャーになるということも少なくありません。
自分一人であればまわりに惑わさずにマイペースでというのもできますね
。
就活という名前のつきあいが起こって実は結構無駄な時間を過ごしてしまったなんてこともあります。本人としては楽しく過ごしているつもりでも実は就活という意味では微妙な時間も多く出てきます。
最終的に戦うのは自分一人であるということ。
自分自身で戦えるというのであれば、ぼっちだろうと問題はありません。
ネットや本等の情報は溢れてきている
就活の情報、昔は本当に情報が限られていて、本を買ってくるしかありませんでしたが、本に書かれている情報もリアルタイムの情報ではなく、なかなか情報を集めるのが大変ということがありました。
今ではネットも含めると本当に大量の情報が溢れるようになりました。
就活に関して特に一緒に協力できるような人がいないとしても、ネット上の情報だけでも相当な情報が手に入り、そこまで困らないような状態にはなってきていると感じます。
ただし、情報が多すぎるようになったため、ガセ情報も出回るようになったり、情報の質も悪いものも出てきています。
会社の中見を知りたいと思っても、その会社を嫌っている人がわざと悪い情報を流したりして、実際はそうでもなかったり、その人に問題があるだけだったりというようなこともあります。
ネットの情報は必ずしも正しい情報ではありませんし、偏った内容になっていることも多いです。
このことをしっかりと理解した上で適切に情報を使っていくのであれば、今はこれらの自分で手に入れられる情報と、企業からの公式情報で知識として大体は足りてしまうでしょう。
やはりあるデメリット
就活に関してはぼっちで戦っても大丈夫という点もありますが、やはりデメリットもあるといえます。
仲間との情報交換はできるにこしたことはありません。
本当に同じ業界を受ける仲間であればリアルタイムの情報が入ってくることがありますし、ネット上には全く流れない情報というのもあります。
その情報を知らなかったら絶対に受からないとかそういうことはありえませんが、それでも事前に心の準備ができたり、対策を考える時間が人より多くなるということはあるかもしれません。
また同じ業界ではないにせよ、まわりが今どんなことを考えて、どのような対策をしているのかを知るということは参考になりますよね。
まわりに流されないという気持ちも大切ですが、同学年の人がどう動いているかを知れば、それに合わせて、それよりも一歩先に進むくらいの気持ちで動くということもできます。
一緒に就活に向けて頑張るということでモチベーションも高くなるということもあります。
一人で考え込むよりも仲間うちで話をした方がいいという人ももちろんいるでしょうし、あまりに一人だけで間違った方向に行かないようにということも必要かもしれません。
エリートぼっちの話だけを信用しない
よく、ぼっちでも全然余裕で就活で成功できた。
内定はいくつも取ることができた。
そのような話が出てきます。こういう人も当然いるとは思いますが、あまりそのような話だけを盲目的に信用するのも良くないです。
ぼっちの就活といっても、その人によって置かれている立場が全然違って、いわゆるエリートぼっちであり、最初から有利な立場にいる人かもしれません。
ぼっちといっても理系で相当な研究をしていたり、早慶以上の大学出身であったりと、最初からレベルが高い可能性もあります。
多少のコミュ障というような状態でも最初からコミュ力が高くない人が集まっている職場であったり、他が優秀であれば多少目をつぶってもらえる職場もあります。
それが自分が受けようとしている会社とあっているのかどうかはわかりません。
就活なんて簡単だった、逆に難しかったというのは、その人の状況がわからない限りあまり真に受けないようにしましょう。
グループディスカッション(GD)は突破できる?
ぼっち就活の場合、グループディスカッションを突破することはできるのでしょうか?
これはもちろんその人によるということですが、コミュニケーション能力を見られているのがグループディスカッションです。
ただ、このグループディスカッションに関しては、そこまでの人数を絞るわけではありませんし、大体は選考の初期の段階で始まります。
ここでは、特別な力を見せなくても、普通にコミュニケーションが取れるということを示せれば大丈夫です。
何も言わないということだけを避けて、しっかりと自分の意見を言ったり、他の人をアシストすることができれば良いです。
ぼっちで就活しているからどうだということはありませんし、自然と話す場が提供されることになりますので、司会者に従って自然に会話をしていきましょう。
積極的に話をすればたとえコミュ障でもなんとかなるものです。
話しすぎになるタイプであれば良くない印象になってしまうかもしれませんが、それは事前に自分がどのようなタイプかを考えておけばいいでしょう。
このグループディスカッションも最初はドキドキしてしまうかもしれませんが、慣れの要素が大きいです。
最初の1回を本命で受けてしまわないようにすれば、前回はここで失敗したから次回からこのように動こう、と改善していけるはずです。
面接は大丈夫か?
面接に関しては絶対に避けられないもの。ここが合否を決める場面となります。
ぼっちだと面接対策もなかなかできずつらいということもあるかもしれません。
この面接についてもグループディスカッションと一緒で結局は慣れ。この慣れの要素が非常に大きいのです。
特に面接の場合、グループディスカッションと比べると聞かれることが重複していく可能性が高いです。
志望動機等はその会社によって異なってくるとしても、似たようなストーリーになることも多いですし、なんとなくこの流れで相手の反応が良かったというのがわかってきます。
面接室に入るのが緊張するといっても、それが5回目とかになると、またこのパターンかくらいにしか思わなくなってきます。
このようなシーンで話すことに慣れていないからそう感じるので、慣れてしまえばたいしたことはありません。
相手も学生に対して質問していることがわかっているわけですし、そんなに答えることが無茶な質問などは普通はしてきません。
答えられないような質問の場合は、他の学生だって答えることはできません。そのようなものなので過度に悩む必要はありません。
早く動いて対策を練っておくこと
ぼっち就活で情報がないという人、またあまり人とのコミュニケーションが得意でない人等はとにかく早く動いて対策を練っておくことです。
早く動けば動くほど、情報は入ってくることができますし、説明会や面接だった多く受けることができます。
就活においては早く動いておいて損することはありません。
学校の授業で忙しくてという人もいるかもしれませんが、目的は就活で内定を取ることであり、学校で良い成績を取ることではないのであればとにかく就活に全力で勝負するべきです。
ついだらけてしまう、遊んでしまって就活というと気が重くなるという人もいるかもしれません。
これは人間だから仕方がないというところもありますが、ここが人生最大の勝負どころとなる可能性も高いのです。
受験勉強も大変だったという人も多いとは思いますが、結局就活で失敗してしまってはどうにもなりません。
ここだけは、そこまで乗り気でなくても、やるのが大変だと思っても人より早く始めるということ。
ちょっとだけ意識の高い人になってみる努力をしてみましょう。
ぼっちだからこそできる自己PRはないか?
大学生活をぼっちで過ごしてしまって、人に言えるようなこと、自己PRでの良いネタがないというのもよく聞きます。
自己PRが上手くできなければES、面接を突破することはできません。
極端な話、自己PRは作り上げてしまえば何であってもいいですし、嘘はいけませんが、話を盛るということは構いません。
大学時代に何に熱中していたのか?これをまずよく考えてみましょう。
勉強であっても、工夫のしようでどうにでも表現することができます。
アルバイトでも話を広げることができますし、やめてしまったサークルだとしても、今所属しているかのように話すことはできます。
趣味でもそれが何かの行動に広がるように話をつなげていけばいいのです。
本当に大学の約3~4年を振り返って何もないということであれば、今からでもインターンや短期バイトでも時期を見てやってみるのがいいでしょう。
無理やりにでも話ができるネタを作りにいってしまうのです。
こうしたネタは就活ギリギリになってしまうと、厳しくなってくるのは事実ですので、なるべく早い段階で何もないという人は何か人に話せるネタを意図的に作っておく、経験しておくというおんがベターです。
就活中に仲間を見つける
就職活動を始める段階でぼっちで他に話せる人がいないということでも、実は就活中に仲間を見つけるということは可能です。
全部の企業でそうなるわけではありませんが、説明会であったり、グループディスカッションであったり、意外と参加者同士で話をする機会というのは出てきたりするものです。
強制的に自己紹介をするような場も出てきます。
そうしたときに連絡先を交換したり、そのままお茶にいって情報交換をしたりということで就活仲間ができていったりもします。
これは本当に運とタイミングというものもありますが、こちら側がそこまで積極的でなくても自然とできるタイミングというのもあるものです。
できたらラッキーというくらいにはなるかもしれませんが、続けていけば自然とぼっちではなくなるということもありますので、あまりおびえることなとにかくいろいろな場に参加してみるようにしましょう。
就活エージェントの利用も考える
就活に関してぼっちで不安だという場合、また他にもいろいろと不安要素があるという場合、通常ルートの就活に加えて就活エージェントを利用してみるのもいいでしょう。
本文下でも紹介していますが、いくつかの就活エージェントがあり、このようなところで直接企業を受けるのではなく、間にエージェントが入ってESや面接を見てくれたり、企業を紹介してくれたりするというサービスがあります。
今のところの一番のおすすめとしてはキャリアチケットです。
このようなサービスを利用しておけば直接企業を受けるよりも先に準備ができますし、内定確率というのも上がってくると考えられます。
通常の就活を頑張ることも大切ですが、このようなサービスも並行してチャンスを掴んでいく、弱点を補っていくというのも大切だと考えます。
まとめ
ここでは、ぼっち就活でも内定はとれるの?というテーマで話をしてきました。
ぼっちだから悪いというわけでもありませんし、コミュニケーション能力はぼっちであっても人によってさまざまです。
ぼっちの人でも毎年きちんと就職を決めていっているという事実はあります。
やり方を間違わないでしっかりと努力していけば大丈夫です。
そのために事前にできる準備は全てしておき、慣れをつくるようにしていきましょう。