その会社に入社したいと希望を持って面接に向かったら圧迫面接だった。
精神的に思いっきり凹まされて返ることになった。
圧迫面接なんで今の時代にあるの?と思ってしまいますが、実は今でも多くの人が圧迫面接にあったということを話していています。
ここでは、圧迫面接に当たってしまったときの対応について考えてみます。
圧迫面接とは?
圧迫面接とはどういう面接を言うのか?
基本的にはわざと意地悪な質問をしたり、威圧的な質問をしてくる面接のことをいいます。
就活生は会社に入りたくて面接に向かっているため、相手の立場が必然的に上になります。
一生懸命説明をする、頑張るつもりで向かったにもかかわらず一方的に上の立場から威圧的なことを言われてしまうと、本当に精神的ダメージを受けてしまうものです。
そんな就活生いじめのようなことをする必要があるのか、なぜそんなことをすることについては、いろいろな事情があります。
実際に圧迫面接はあるの?
実際に圧迫面接なんてものが本当にあるのかということですが、6割以上の先輩方が就活時に圧迫面接を経験したというようなデータもあります。
圧迫面接というのは個人の受け止め方にもよりますし、ちょっと6割が経験したというのは多すぎる気もします。
社会問題にもなりかねない要素を持っている方法にもなりますので、あまり企業もそこまで意図的に行うとは考えにくいからです。
ただ学生自体がそう感じたという結果も出ているので、そういう面接もあるということで準備はしておきたいですね。
圧迫面接とかやめようよもう
ストレス耐性見てるとか言ってるけど、このコロナ禍での就活と炎天下でのスーツとマスクの着用を考えたらストレス耐性あるってわかるだろ— ミッフィー@21卒 (@miffy_naitei) June 30, 2020
本当に圧迫なのかということ
圧迫面接を受けた!と騒ぐ話が出てきますが、それは本当に圧迫面接だったのかどうか。
決して企業側をかばうということではなく、学生側が勘違いしている可能性もあるのかなとも思う要素もあります。
用意していなかった質問を不意にされて、答えられなくて黙ることになってしまった。それについて、何か指摘をされた。
これで〇〇社の面接はひどかったよ~ なんて言っても、話をよく聞くとそれは当たり前じゃない?ということもあります。
人格否定をされたような話だけれど、よく聞いたら質問に答えられていなかったなんてこともあったりします。
質問の中身ではなくても、単に年上のおっさんが並んだり、狭い部屋に2人きりになってネチネチ話されて嫌になってしまった、なんてこともあります。
相手側に悪気があるのではなくて、そういうおっさんだったら仕方ないよね・・・という話です。
本当にいろいろなケースがありますので、学生側は感情的にならず冷静に考えて対処していくことが大事です。
圧迫面接か疑わしい質問
面接ではさまざまな質問が出てきますが、一見圧迫かなと思っても実は疑わしいものもあります。
例としてはこのようなものです。
・あなたの言っていることがわからない
まるで人格否定をするように言ってくる言葉。何か意地悪をされているようですが、実は本当に、純粋に何を言いたいのかがわからないという回答をしていることはよくあります。
話がかみ合っていないから起こることで、初対面の人に説明することに慣れていないと、本当に自分本位に話しすぎて相手がついていけないなんてこともあるのです。
このようなことが頻発する場合はまず面接のトレーニングをした方がいいかもしれません。
・当社である必要はないのでは?
これはよくある質問であり、同業他社でも同じことができるということ。
単純に会社の規模感でできることであったりすると、業界トップの会社以外はうちじゃなくてもできますよね?と言われてしまいます。
これは、最初からそう言われることを前提に話すことを作っておくことで対策できます。
同業他社と比較してなぜその会社なのか、その会社ならではのオリジナリティがあり、そこに惹かれているということを説明できるようにしておきましょう。
・あなたを採用するメリットがない
採用するメリットがないと言われると不採用を通知されたかのように思ってしまいますが、これも逆にここで上手く返してくれというメッセージにもなっています。
新卒の場合、最初から直接的に役立つ能力なんてないのが当たり前です。~のような努力をしてきたので必ず役に立つはずです。
入社してからも~を頑張っていきます、等とやる気を見せておけば大丈夫です。
・なぜ?を答えられなくなるまで繰り返す
〇〇だと思います。と答えたときに、なぜ〇〇だと思うんですか?
としつこく繰り返されて、だんだん答えられなくなることがあります。
これも意地悪をしているというよりかは、きちんとこちら側が考えているのかを聞いてきているのです。
最初から準備としてもなぜそう思うのか?ということを用意しておけば大丈夫です。
なんとなく表面上で御社を希望しています、〇〇の仕事が希望です、といってもそれはなぜですか?と聞かれるのは当然です。面接の前には、理由を深く問われても答えられるように、考えを深堀りしておきましょう。
わざとストレス耐性を試すような質問をする
圧迫面接をしてくる、または圧迫とは言わないまでも意地悪な質問をしてくるというのは、わざとストレス耐性を見ようとしてきている可能性があります。
実際に入社して働くことになったら、面接どころではない理不尽なことがたくさん出てきます。
クレームに対処しなければいけないかもしれませんし、営業でも何を言われるかなんてわかりません。そんなところですぐキレたり凹んだりする人を採用するわけにはいきません。
そのための反応であったり、思考力を見ていることもあり、面接官の個人的感情ではないというものもあります。
そういうことを試されているんだということを、あらかじめ認識していれば慌てることなく対応することもできますね。
圧迫面接にやり返していいのか?
「圧迫面接が来たときにやり返す方法」なんてことが書かれたものも見かけたりします。
録音する、相手側に反撃する等、方法としてはいろいろなものがありますが本当にそんなことをしていいのかということの方が心配です。
本当に非人道的な話をされたり、あまりにもおかしいということがあればそれはしかるべきことをするものになるでしょう。
ただ、大半のものは気にしたら負けのものです。
嫌なことがあったと思っても、面接官の虫の居所が悪かったんだと開き直ったり、そんな会社はこちらから行かない、もう製品も買わないくらいの気持ちで流してしまって終わりにしてもいいと思います。
そんなことに気を使うよりも、自分が内定を取ることに集中するということ。さっさと次の面接に備えて余計なことを気にしないようにしましょう。
圧迫面接をする会社は古い体質
圧迫面接をしてくる会社がまだまだあるという話ですが、この手法を本気でとってくる会社はかなり微妙なものがあります。
圧迫面接をすることはデメリットがかなり大きいです。
・SNSで拡散される可能性
・就活サイトにコメントされてしまう
その会社に就職しなくても、将来顧客になる人かもしれませんし、重要取引先になる人かもしれないわけです。
さらに昨今ではSNSでの拡散リスクもありますし、就活サイトにも就活情報として掲載されてしまうリスクがあります。
企業側の方も、学生側からどう出られるかわからないリスクを背負うわけで、あえてこのような方法を取るメリットが低くなっています。
学生には気持ちよく帰ってもらって不採用にはなるけれども、その会社ファンとしては続けてもらうのがベストなものであり、いたずらに学生を不安にさせる、不快感を与えるべきではないと考えます。
個人的感情で話してくるのは論外
企業側が戦略的に圧迫面接をしてくる、厳しい質問をしてくるのであればわかりますが、個人的感情で圧迫してくるというのは論外です。
普段の仕事のストレスを学生にぶつけているのか、ただの学生いじめなのか、そんなことをしても会社の評価を下げるだけです。
このような行動をとる人を人事に所属させたり、面接官に置くという時点で会社の行動としては良くないことがわかります。
その会社に本当に無理してでも入るべきか?
あまりにも理不尽な面接をされてきて、その面接を通過できたという場合には考えた方がいいことがあります。
本当にその会社に無理してでも入るべきなのかどうかということです。
たまたまその面接官1人が良くない人だったという可能性もあります。
これはもう少し探る必要がありますが、面接でもその会社のカラーというのは見えてくるものです。
面接があまりにも理不尽だった場合、会社のカラーとしてもそうであって、入社してから理不尽な思いをし続けるのかもしれません。
面接は本来ではあれば学生側と会社は対等であるということが言われています。学生側も会社を選ぶ権利というものがあり、この会社は良くないということを感じた場合にはよく調査をするようにしていきましょう。
実はブラック企業だったなんてことがあるかもしれません。
明らかな理不尽な面談が続いたときは?
就活をしていて面接を受けるのは大変なところはありますが、そんなに理不尽な面談が続くということはありません。
あまりにも理不尽が面談が続くような場合、就活の方向性を見直すことが必要なのかもしれません。
会社側が悪いところが多いとなると、あまり質の良くない企業が多い業界だという可能性もあります。入社してからも何かと問題が起こるかもしれません。
また、そもそも自分に合わない業界で圧迫を受けているように感じてしまうこともあります。合わないから知識もないし、答えられない、コミュニケーションが合わないことが起こります。他の人は何も感じず答えらえている可能性もあります。
自分だけが圧迫面接と感じている場合は、何か自分の説明がおかしい、突っ込みどころのあるものになっているかもしれません。
いずれにせよ本当に受ける業界は合っているのか。自分の話す内容と業界の雰囲気が一致しているのかを再確認してみてもいいでしょう。
金融関係(銀行、証券、保険)に就職しても優しい性格の人達は転職することが多かったわ。合わない人には合わない業界なのだろうな。新卒の就職活動時に既に合わないと思って別の業界を選ぶ人達が多いけど、高給につられて合わなさそうなのに選んだ人は結局は転職しよるね。
— ?science?DK6 (@science11tech) April 16, 2020
あくまで上では個人の感想の例に過ぎませんが、合わない業界に無理して入ろうとして、就活が苦痛に感じている等もないのかは考えてみるのもいいですね。
まとめ
就活をしていていきなり圧迫面接をしてくる企業に出会うと、驚いてしまいます。精神的ダメージを負ってしまうかもしれません。
ただ圧迫面接と感じても、本当にそうなのかということもあります。
こちらが一方的に感じているだけなのか、それとも本当にひどい内容なのか。
また本当にひどい会社が多い場合には、業界を考え直すということも必要になるかもしれません。
どんな質問でも回答できるように対策するとともに、あまりにもという会社の場合は入社を考えることも大事です。